内山結愛
「極北を目指すオルタナティブアイドル」RAYのメンバー。古今東西の名盤を聴きあさりながら日々音楽を楽しむ。ほぼ週イチ更新の名盤全曲レビューnoteを200作レビューして以降、Xのハッシュタグ #内山結愛一日一アルバム、TikTokでは #内山結愛のロック名盤直感紹介 を中心に、日々多くの音楽に触れ、文章や動画で音楽を発信している。2023年5月には諭吉佳作/menによるオリジナルソロ曲「Y」、春ねむりプロデュースの「狂う」を収録した1stソロシングル『I』をリリース。2025年からは月イチ主催バンド対バンイベント「tie in reaction」を開催し、2026/1には新宿3会場で過去最大規模の周遊フェスを開催する。
ぼぼくくととききみみだだけけののせせかかいい『moreru』
断末魔的絶叫で一面焼き尽くし、さらに重ねて破壊し尽くすようなノイズにまみれた凶暴演奏。美しくキャッチーなメロディとノイズが激突し、ぐちゃぐちゃにねじ曲がったノスタルジーとグロテスクで眩しいピュアネスが誕生。「合唱コンクールで歌いたい!」という信じられない感情が押し寄せた。
kurayamisaka『kurayamisaka yori ai wo komete』
今年一番聴いたアルバム。ザラついたギターが轟々と掻き鳴らすメロディは一見凶暴で強烈にポップ。歌心ある歌謡的ボーカルメロディは、聴くとつい口ずさみたくなり、毎日聴いては歌っていた。 ひとたび聴くと、自分のシューゲイザー観を見つめ直し、語らずにはいられない一枚。
Wisp『If Not Winter』
シューゲイザーシーンに新たに舞い降りた天使。ヘヴィなギターが築く轟音の壁と、浮遊する新雪のような歌声。Wispが急拡散された背景の一つであるTikTokのショート動画でも、共感され、受け入れられたノイジーなカタルシスの強力さ、ジャンルから美学へと意味を拡張する「シューゲイザー」の今がここにある。
