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パンスが選ぶ「2025年のベスト番外編」3作品

パンス

ライター、DJ、年表制作者
テキストユニット “TVOD” で活動。TVODとしての著書に『ポスト・サブカル焼け跡派』、『政治家失言クロニクル』。 ほか『アジア都市音楽ディスクガイド』の監修も手がける(菅原慎一との共同監修)。2021年には、1968~2020年の社会/文化史をB1サイズポスター4枚にまとめた『年表・サブカルチャーと社会の50年』(百万年書房)をリリース。近現代全てを把握するべく現在も増量中。

下田逸郎『HEAVEN TO HEAVEN~逸脱』

1970年代から活動しているシンガーソングライターの新作。メタルみたいなジャケットからは想像がつかない、無我の境地に達したかのようなフォーク・ロック。それは「パラダイスはここらへん」って曲タイトルにも現れている。ネットでもあまり言及されていないので、なんとか広めたいと思いピックアップ。


KISS OF LIFE『224』

今年のK-POPはR&B~Amapiano寄りの名曲がたくさんリリースされましたが、いろいろ考えた末このEPを選びます。「Lips Hips Kiss」におけるビートの抜き差しは痛快。ほかにもパーカッシブに疾走する「k bye」、ゆるいディスコ・ハウス「Slide」など。


snuggle『Goodbyehouse』

コペンハーゲンのシーンが静かに盛り上がっている。「ポップ+コペンハーゲン」で「ポペンハーゲン」とかダジャレみたいな名称も見かけました。オルタナとかドリーム・ポップと表現するには乾き切ったサウンド、そしてかなりメロウで心地よいのが、ありそうでない感触。

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