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欧州古典音楽とジャズが“ECMマナー”でクロスオーバー スザンヌ・アビュール 初のジャパンツアー開催

スイス出身のシンガー、スザンヌ・アビュールが、初のジャパンツアーを行う。日程は5月11日~14日の4日間、全4公演(詳細は別項にて)。

幻想的な歌唱と、優美なサウンドで知られる彼女のデビューは1997年。その4年後にはドイツの名門ECMレーベルと契約し、アルバム『April』(2001年)を発表。以降、『Compass』(2006年)、『The Gift』(2013年)の計3作を同レーベルからリリースしている。

「ECMは私にとって完璧なレーベル。なぜなら、オーナーのマンフレート・アイヒャーが“詩”を理解しているから。そんな彼は、感情を露わにするような歌い方ではなくて、自然に流れるような 歌い方を好むの。だから私が選ばれた(契約できた)んだと思う」

そう語るとおり、彼女の歌唱スタイルは、いわゆる“静謐なECMサウンド”との親和性が高い。しかしながら、ボーカルの表情は豊かでカラフル。ときにエモーショナルにも歌い上げる。幼少時からバロック音楽や作詞作曲の素養を磨き、17歳でクラシックの声楽を学び始めた彼女一流の才覚が、歌唱の面でいかんなく発揮される。

サウンド面においても、オーセンティックなジャズはもとより、ヨーロッパのフォークロア・ミュージックや室内管弦楽の作法を見事に融合。さらには、自らの歌唱にもうひとつのファクターを持ち込んでもいる。

「ジャズボーカルのインプロビゼーション(即興)より、インド音楽のボーカルのインプロビゼーションの方が複雑だと思って。それで現地に行って、インド古典音楽の巨匠、プラバ・アトレに師事したの」

今回のツアーは、アルバム『The Gift』の楽曲をメインに行われる。同作には、『嵐が丘』などで知られるイギリスの作家エミリー・ブロンテの詩にメロディをつけた楽曲などが収録されており、今回のツアーでも、彼女の「詩」に対する敬慕が感じられるはずだ。また、最近では英訳された平安時代の和歌をフェイスブックで掲載するなど、日本の「詩」に対する執心までも垣間見える。

「日本でのコンサート……ついに夢が叶ったわ。寺院でもライブができるなんて本当に嬉しい」

今回のツアーは、バンドメンバーに加えて、彼女の“緻密な楽曲”の要とも言える専属の音響エンジニアも帯同。パーフェクトな布陣で臨むステージに期待は高まる。

ツアー詳細

メンバー:Susanne Abbuehl(voice)、Clément Meunier(clarinet)、Wolfert Brederode(piano)、Øyvind Hegg-Lunde(drums)、Tijmen Zinkhaan(sound engineer)

開催日:5月11日(水)
会場:Airegin(神奈川県)
時間:開場19時30分/開演20時00分
料金:前売 4,000円 当日5,000円(ともにドリンク別)

開催日:5月12日(木)
会場:浄興寺(新潟県)
時間:開場19時00分/開演19時30分
料金:前売4,000円 当日4,000円
オープニング・アクト:明間原山

開催日:5月13日(金)
会場:晴れたら空に豆まいて(東京)
時間:開場19時00分/開演19時30分
料金:前売4,000円 当日5,000円(ともにドリンク別)

開催日:5月14日(土)
会場:Pit Inn(東京)
時間:開場19時30分/開演20時00分
前売 4,500円 当日5,500円(ともにドリンク込み)※入場時整理番号付
オープニング・アクト:新澤健一郎 Until 2023-新澤健一郎(piano)、二家本亮介(electric bass)、鶴谷智生(drums)

■詳細
http://realtrue.exblog.jp/22588308/

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