2015年の結成から1年。クラブやジャズライブハウスを拠点に活動してきた、彼らの代表作となる作品が完成し、ついに世に放たれた。彼らとは、TVCMやアニメなど数多くのタイトルに歌を提供してきたデイビッド･ヴィティカと、サックスプレイヤー谷村庸平、ベーシスト永見寿久、キーボード金沢法皇の4人からなるヒップホップバンド、ユーフォニック チェンジズ。デイビッドのクールに歌う英語ラップの心地良さにまず酔いがまわるが、サウンドにおいても格別。70年代ソウルを感じるベース･ラインや、ジャズ特有のインプロを取り込んだスリリングな演奏、歌やラップのバックで自由に泳ぐサックスやピアノ、谷村のお洒落で凝ったプログラミングと個々の実力ある演奏は、心を射抜くことだろう。R&B系の曲「Can I get to know better?」では、ゲストヴォーカルに早川咲、トランペットのPatriq Moodyが参加し、ポップで目立つ存在のトラック。センスと実力のあるボーダーレスな彼らのクラブサウンドは、今後ますます注目されることだろう。
■Euphonic Changes公式サイト
http://euphonic-changes.jimdo.com/