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大沢伸一(音楽家/DJ/プロデューサー/選曲家)| 「夏の音楽」と私

主な活動はMONDO GROSSO、AMPS、Thousand Tears Orchestra、LNOL。国内外のさまざまなアーティストのプロデュース、広告音楽、空間音楽やサウンドトラック制作のほか、アナログレコードにフォーカスしたミュージックバーのプロデュースもてがける。
http://www.shinichi-osawa.com/


夏嫌いの僕が選ぶ夏のアルバム

最初に書いておくと僕は夏がそこまで好きじゃない。その多くは温度よりも湿度の高さが苦手で、なので贅沢を許されるなら南国の島の風がふんだんに楽しめるような環境であれば受け入れる。そんなわけで思春期の頃はあまり夏っぽい活動をせずクーラーの効いたカフェバー(流行りだった)などでニューウェイブのレコードを聴くのが好きだった。

 

  • Antena
    Camino Del Sol

    フランスのアート学校の学生3人が作った1980年代初頭のポストパンクニューウェイブ文脈のバンドで、その後ボーカルのイザベル・アンテナのソロユニットに変わる。この最初期のEPはチープなリズムボックス+シンセ+ギターというとてもミニマルな構成でボサノヴァをやっている。夏の1枚といえば僕にはこれしかない。

     

  • Stan Getz & Joao Gilberto
    Getz/Gilberto

    これも定番すぎて恐縮だが、やはりこちらも夏の暑さのなか、キンと冷えた空間での透き通った飲み物を想像させる。とくに「Corcovado」は今でも人生の心の拠り所のような1曲。

     

  • Kindness
    Otherness

    夏に紐付けるのが難しいけど、アルバム単位でずっと聴いている。とくに「I’ll be back」は初めて聴いた時からどこか懐かしい。この懐かしい=郷愁感、これこそが夏の音楽の醍醐味であるかもしれない。

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