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サックス奏者・ジミー・ヒースが死去

ジミー・ヒース

HOLLYWOOD, CA - NOVEMBER 15: Jimmy Heath performs onstage during the Thelonious Monk Institute International Jazz Vocals Competition 2015 at Dolby Theatre on November 15, 2015 in Hollywood, California. (Photo by Rachel Murray/Getty Images for Thelonious Monk Institute of Jazz)

米サックス奏者のジミー・ヒースが、現地時間1月19日に米ジョージア州ローガンビルで亡くなった。93歳だった。最期は家族に見守られながら、安らかに息を引き取ったという。

 

70年以上におよぶキャリアで120曲以上を残したジミー・ヒースは、1926年、米ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。地元の楽団でキャリアをスタートし、チャーリー・パーカーの再来「リトル・バード」とも称され、20歳の時には、ジョン・コルトレーンやベニー・ゴルソンも加入した自身の楽団を結成。

1949年にディジー・ガレスピー楽団に入団するも、1951年に麻薬中毒のため楽団を解雇。刑務所への服役などによる数年のブランクを経て、マイルス・デイビスのグループにも短期間参加していた。

1960年代にはニューヨークへと移住。自身の作品をはじめ、ケニー・ドーハムやレイ・ブラウン、ミルト・ジャクソンなどの作品に参加し、1975年からは、兄パーシー・ヒース(b)と弟アルバート・ヒース(ds)とともに結成した、ヒース・ブラザーズとしても活躍した。

 

後年は、ニューヨークのクイーンズ・カレッジの教授として教鞭を執っており、2013年には、ビッグバンド作『Togetherness(Live At The Blue Note)』を発表している。

SNSでは、彼の死を偲んだ数々の投稿が寄せられている。

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