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「世界を旅する」ジャズ新レーベル Eight Islands Records 始動─第1弾リリースはシャヒン・ノヴラスリ

「世界を旅するジャズ」をテーマに掲げるレーベル「Eight Islands Records(エイト・アイランズ・レコーズ)」が始動。プロデューサーはアジア最大級のジャズ・フェスティバル「東京JAZZ」の元プロデューサー、八島敦子。

世界各地で新たに生まれゆく新進気鋭のジャズはもちろんのこと、ジャズ史を旅してきた巨匠たちの新たな挑戦にもスポットを当てながら、世界中のミュージシャンたちとの交友の中で発見し続けている素晴らしい音楽を紹介していくという。

記念すべきリリース第1弾は、東洋と西洋が交差する地、アゼルバイジャン出身のピアニスト、シャヒン・ノヴラスリの『Bayati』。シャヒンはクラシックピアノの神童として11歳にしてオーケストラと共演。16歳頃からジャズを演奏しはじめ、世界各地で活躍し注⽬を集め続けている。本作「BAYATI」は2013年にロンドンでアリ・ホーニック(ds)、ネーザン・ペック(b)と録⾳されたものの、諸事情で⼊⼿困難になってしまった幻のアルバム。ジャズ、クラシック、ムガム(アゼルバイジャンの伝統的な民族音楽)が絡み合う、融合と越境の音楽と評価されている。

『BAYATI』
シャヒン・ノヴラスリ(Shahin Novrasli)
<2022年3⽉24⽇発売>
CD 税込価格¥2,970(税抜価格¥2,700)
配信も同時リリース、LPも後⽇予定

Eight Islands Records レーベルコンセプト
世界を旅するジャズレーベルEight Islands Records が誕⽣します。19世紀末ニューオーリンズで誕⽣したジャズ。 当時のニューオーリンズの港には、アフリカ、南⽶、ヨーロッパをはじめ世界各地から、さまざまな⼈々や⾔語、カラフルな⽂化、ファッション、⾷べ物、そして⾳楽が集まっていたと⾔われています。今の私たちの想像を遙かに超えたダイバーシティが存在していたニューオーリンズ。そんな⼟壌でブルースやラグタイムをルーツとして⽣まれたジャズはその後ニューオーリンズを旅⽴ち、ミシシッピ川を上ってアメリカ各地に広がり、さらに世界へと旅⽴っていきました。そうしてジャズは世界への旅をつづけるなかで、各地の⾳楽・⽂化と触発し合いながら、さまざまなスタイルへと枝葉を広げ、さらに進化を続け、新たな姿で私たちを魅了し続けています。旅する⾳楽、それこそがジャズなのです。Eight Islands レーベルでは、旅のなかでたゆみなく⾃らを変化させ、豊かに進化し続ける世界のジャズを紹介していくとともに、アーティスト⾃⾝が<⾳楽を探究する旅>の途上で⽣み出すさまざまな⾳楽も取り上げていきます。(プロデューサー︓⼋島敦⼦)
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