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ロン・カーターの評伝─「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生

ジャズ・ベーシストとして活躍するロン・カーターの評伝が邦訳化。『「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生』(ダン・ウーレット 著/丸山京子 訳)として、このたび発売された。

本書では、ロン・カーター本人の発言をふんだんに交えながら彼の人生を回顧。1950年代にプロ活動を開始し、いかにしてトップ・ベーシストの座に登り詰めたのか、また、これまでのセッションや作品についての重要エピソードが詳らかに書かれている。なかでも、マイルス・デイヴィスを筆頭にしたレジェンドたちにまつわる逸話や、Qティップ、MCソラーといったヒップホップ・アーティストとのエピソードも興味ぶかい。

若き日のロン・カーターは、クラシックのコントラバス奏者を目指していたが、アフリカ系アメリカ人という出自ゆえにオーケストラ入りが叶わなかったという。そうした苦悩や成功譚とともに、彼が生きるアメリカ社会の実相を読み取ることができるのも本書の妙味だ。

ちなみに彼は、日本のTVコマーシャル(ウイスキー、コーヒー、保険、薬品、紳士服など)にも数多く出演してきた親日家としても知られている。

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「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生
ダン・ウーレット 著/丸山京子 訳
定価3,960円(税込)
発売中

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