投稿日 : 2026.03.31

【スイス】モントルー・ジャズ・フェスティバル 2026|新装会場で “第60回” 開催 ─豪華出演者・プログラムを発表

スイスで開催される世界的な音楽の祭典「モントルー・ジャズ・フェスティバル」の、記念すべき第60回プログラムが発表された。今年は2026年7月3日から18日にかけて、新装されたコンベンション・センターとともに開催される。

過去2年間はレマン湖畔に野外ステージを特設したが、本年はフェスティバルの代名詞とも言える屋内ステージ(オーディトリアム・ストラヴィンスキー、モントルー・ジャズ・ラボ)を中心に実施。

今年のプログラムも、世代や音楽スタイル、国籍を越え、新進気鋭のアーティストからポップカルチャーのアイコン、ジャズ、ロック、ヒップホップのレジェンドまでが一堂に会する。

初日の「オーディトリアム・ストラヴィンスキー」ステージは、RAYE がオーデマ・ピゲ(スイスの時計・宝飾ブランド)と共同制作した特別ショーで幕を開け、最終日はヴァン・モリソンジェームス・テイラーの巨匠ふたりが締めくくる。

今回もスティングディープ・パープルといったレジェンド級の常連出演者が名を連ねる一方、ピンクパンサレスザラ・ラーソンタイラルイス・キャパルディコナン・グレイなど、現ヒットチャートを席巻するアーティストたちも多数出演。

一方、「モントルー・ジャズ・ラボ」のステージには、マーカス・ミラーがマイルス・デイヴィスの生誕100周年を記念し、1981年の名盤『ウィ・ウォント・マイルス』のバックバンドを再集結させる特別公演を実施。さらに、60年前の“第1回” に出演したチャールス・ロイドが周年を記念してステージに立つほか、ビリー・コブハム グレゴリー・ポーターらも登場する。

また、モントルー・ジャズ・ラボには日本人DJ の ¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U(ヨウスケ・ユキマツ)が7月5日に出演。この日のプログラムについて、現地のフェス紹介ブックレットは以下のように紹介している。

「この夜、日本のカルト的なDJであり、トランス、ノイズ、ガバ、フリージャズを予測不能に衝突・融合させるマスター、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U(ヨウスケ・ユキマツ)でクライマックスを迎える」

今回のモントルー・ジャズ・フェスティバルは屋内開催への回帰に伴い、メイン会場の一つであるコンベンション・センターは、湖や埠頭とのつながりを感じられる開放的な空間に再設計された。

一方で、過去の野外開催で得た知見も活かされ、湖畔沿いの拡張ルートや無料ステージ、充実した飲食エリアはそのまま引き継がれる。また、コンベンション・センターの中心部には、新しい名称を与えられた2階建ての屋内クラブ(エレクトロニック・ステージ)も新設される。

今回、フェスの公式ポスターを手がけたのは、ファッションデザイナーのケヴィン・ジェルマニエ(Kévin Germanier)で、これまでのモントルーのアートワーク史においてファッションデザイナーが起用されたのは初。

発表された作品は「刺繍」で制作されており、布だけでなくガラスや木材、プラスチック製のビーズやスパンコール6万個以上が使用されている 。同氏はこの作品を「自身のオートクチュール作品のひとつ」と位置づけているという。