投稿日 : 2025.12.26

内山結愛が選ぶ「2025年のベスト」3作品

【特集】あの人が選んだ「2025年のベスト3」

内山結愛

「極北を目指すオルタナティブアイドル」RAYのメンバー。古今東西の名盤を聴きあさりながら日々音楽を楽しむ。ほぼ週イチ更新の名盤全曲レビューnoteを200作レビューして以降、Xのハッシュタグ #内山結愛一日一アルバム、TikTokでは #内山結愛のロック名盤直感紹介 を中心に、日々多くの音楽に触れ、文章や動画で音楽を発信している。2023年5月には諭吉佳作/menによるオリジナルソロ曲「Y」、春ねむりプロデュースの「狂う」を収録した1stソロシングル『I』をリリース。2025年からは月イチ主催バンド対バンイベント「tie in reaction」を開催し、2026/1には新宿3会場で過去最大規模の周遊フェスを開催する。

ぼぼくくととききみみだだけけののせせかかいい『moreru』

断末魔的絶叫で一面焼き尽くし、さらに重ねて破壊し尽くすようなノイズにまみれた凶暴演奏。美しくキャッチーなメロディとノイズが激突し、ぐちゃぐちゃにねじ曲がったノスタルジーとグロテスクで眩しいピュアネスが誕生。「合唱コンクールで歌いたい!」という信じられない感情が押し寄せた。


kurayamisaka『kurayamisaka yori ai wo komete』

今年一番聴いたアルバム。ザラついたギターが轟々と掻き鳴らすメロディは一見凶暴で強烈にポップ。歌心ある歌謡的ボーカルメロディは、聴くとつい口ずさみたくなり、毎日聴いては歌っていた。 ひとたび聴くと、自分のシューゲイザー観を見つめ直し、語らずにはいられない一枚。


Wisp『If Not Winter』

シューゲイザーシーンに新たに舞い降りた天使。ヘヴィなギターが築く轟音の壁と、浮遊する新雪のような歌声。Wispが急拡散された背景の一つであるTikTokのショート動画でも、共感され、受け入れられたノイジーなカタルシスの強力さ、ジャンルから美学へと意味を拡張する「シューゲイザー」の今がここにある。

【イベント情報】

RAY NEW ORDER 90 min ONE-MAN
「#MOD_0」

日時:2025/12/30(火)OPEN 16:45  START 17:30
会場:渋谷WWW
料金:S SOLDOUT/前売3,500/当日 4,000(+1D)
チケット:https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2540889&rlsCd=001&lotRlsCd=

内山結愛 presents「tie in reaction DX」

日時:2026/1/24(土)OPEN 11:15  START 11:45
会場:新宿MARZ、新宿Marble、新宿ACB HALL(3会場周遊)
料金:前売5500(+1D) /学割2800(+1D)(枚数限定/要学生証提示)
チケット:t.livepocket.jp/e/fxz0w


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