2016.08.10

バルカン半島が培った“音の混交”を 最新フォークロア・ジャズに変換 ECM要注目シンガーが待望の来日公演

アルバニア出身のシンガー、エリーナ・ドゥニが来日。9月に全国4か所でコンサートを行うことが発表された。

エリーナ・ドゥニは、2012年に欧州の名門レーベルECMからデビューアルバムを発表。2015年のセカンドアルバム『Dalllendyshe』もECMレーベルらしい音像の良作だ。もちろん、彼女一流の特色もある。エリーナの出身国アルバニアは、バルカン半島の西側に位置し、西はアドリア海、北はモンテネグロに面し、東にはマケドニア、南側はギリシャに隣接。

「歴史的に、ヨーロッパ、ロシア、トルコ、アラブの文化が交錯してきたバルカン半島は、 美しく哀愁味の強いメロディと躍動的な変拍子のリズムを持つトラッドの宝庫」

このコンサートに寄せた吉本秀純氏の解説文にもある通り、エリーナの音楽はいわゆる西洋音階と、中近東の旋律が一体となったユニークなものだ。さらに、その歌唱と融和する「演奏」にも注目したい。彼女のバックを務めるのは、スイスのピアニスト、コリン・ヴァロン。彼も自身の名を冠したトリオでECMからリーダーアルバムを発表しており、ベースのパトリスも同トリオのメンバーだ。今回の公演は「エリーナ・ドゥニ・カルテット」としてのパフォーマンスだが、そのじつ、現代ユーロ・ジャズの注目プレイヤーたちを堪能できる内容となっている。

「プリペアド奏法なども駆使して現代ユーロ・ジャズの最先端を示すコリン・ヴァロンらとともにカルテットで奏でる音は、これまで、あまり広く知られてこなかったアルバニアとその周辺国の民謡の豊かさを再認識させるとともに、ジャズとトラッドの融合を単なる“足し算”ではなく、より高次元かつスリリングな形で実現させている点が素晴らしい」(吉本秀純)

“静謐な音像”と“タフな躍動”を兼ね備えた、類い稀なカルテットは、この日本でどんなパフォーマンスを披露するのか。

 

Elina Duni Quartet エリーナ・ドゥニ・カルテット http://elinaduni.com/en

Artist:
Elina Duni  Voice エリーナ・ドゥニ
Colin Vallon Piano コリン・ヴァロン
Patrice Moret Bass パトリス・モレ
Norbert Pfammatter Drums ノルバート・ファンマッター

Date/Venue/Price:
2016年
9月2日(金)18:30開場/19:30開演
会場: 沖縄宜野座 がらまんホール
料金: 一般前売3,000円 当日3,500円 学生1500円
お問い合わせ: がらまんホール事務所 098-983-2613
http://garaman.jp

9月3日(土)18:30開場/19:00開演
会場: 福岡 SHIKIORI
料金: 5,000円
お問い合わせ: SHIKIORI asiancape@gmail.com/090-1163-5027
http://shikiori.net/event/

9月4日(日)18:30開場/19:00開演
会場: 安養院 瑠璃講堂(板橋区東新町2-30-23)
料金: 5,000円
お問い合わせ: 安永哲郎事務室 ticket@jimushitsu.com / 090-9817-4530
eメールにて承ります。件名を『9/4予約』として、お名前/人数/メールアドレスを明記の上お送りください。全席自由、予約優先
http://www.jimushitsu.com/post/148038084795/edq

9月7日(水)18:30開場/19:30開演
会場: 阿倍野区民センター・小ホール (大阪市阿倍野区阿倍野筋4-19-118-B1F)
料金: 前売3,000円 当日4,000円
お問い合わせ: WAY OUT WEST takao@jazgra.com
http://jazgra.com/0907/