投稿日 : 2025.12.26
トッシー(ロックバー叫び マスター)が選ぶ「2025年のベスト」3作品

トッシー
鶯谷 ロックバー叫び マスター
音楽を『聴く』から『体験する』にアップデートする大音量超高音質なロックバーをやっています。ライブハウス店長 → 酒蔵で日本酒造り、という異色の経歴を活かして、いい音楽を美味しいお酒と共に楽しめるロックバーとして2018年に開業。大きな身体には確かなバーテンダー技術と豊富なロックの知識がギッシリ詰まっています。
Psychonaut
『World Maker』

Juno Reactorのトライバルサイケデリック、TOOLの哲学的緊張感、MASTODONのアグレッシブな静と動、Animals As Leadersの緻密なジェント。それら全てを兼ね備えているようでそのどれにも似ていない唯一無二の音。
長く音楽を聴いていると好きな曲は増えるが驚きや感動を覚えることは少なくなる。そんな中でこのアルバムに出会えたことは新鮮な喜びでした。
LADY GAGA
「Vanish Into You」

私の2025年を象徴する名曲。
ド派手な舞台装置、斬新な演出、奇抜な衣装。時代のアイコンであるLADY GAGAを構成する煌びやかな要素。それら全てを脱ぎ捨て、1人の人間として培ってきた赤裸々な愛と剥き出しの魂が曲にこめられているかのよう。
Coachella Fesのパフォーマンスは愛で世界を祝福しているかのような感動的な光景でした。
Buddy Guy
『Ain’t Done With The Blues』

音は振動である。心地よい音、不快な音。我々は日々様々な振動に触れている。
円熟の極みに到達したBuddy Guy 89歳が放つ振動は、肉体を超えて魂を揺さぶってくるような深い説得力と生命力に満ちている。
ジャケットの赤と黒に込められた黒人ブルースの歴史の重みを、Buddy Guyが2025年に表現することの価値は計り知れません。
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