投稿日 : 2017.05.24 更新日 : 2018.11.20

ノトーリアス・B.I.G.の壁画が取り壊しに

米ニューヨーク州ブルックリンのベッドフォード・アヴェニューとクインシー・ストリートに制作された故ノトーリアス・B.I.G.の巨大壁画だが、リノベーションのため、同ビルの家主が取り壊しを発表した。

同壁画は2015年に制作され、新たなツーリスト・スポットとして愛されていたが、同ビルの家主であるサミュエル・バーコウィッツ氏は新しい窓を新設するため取り壊しを決定したという。

同氏は米『DNAinfo』の取材に対し「壁画を残す理由はない」とし、「この話し合い自体理解できない。私が壊したければいつでも壊す。誰の許可を得る必要もないし、あるとすればDOB(州の建築局)だけだ」と述べている。

同壁画を制作した壁画アーティストのナオフォール・ロッコ・アラウイとスコット・ジマー・ジマーマンは、バーコウィッツ氏へ壁画の存続を懇願していたが、「毎月1250ドルという条件ではとても賄えない」と述べている。

さらに壁画を支持する団体Spread Art NYCは「以前から家主は近隣住民から“壁画が観光客を呼び寄せて迷惑”と苦情が寄せられ、我々に抗議の電話を入れていた。我々にはどうすることもできない」とインスタグラムでコメントしている。