投稿日 : 2021.07.07

マリーザ・モンチ、10年ぶりの新作アルバム『ポルタス』リリース

マリーザ・モンチ

ブラジルの歌姫 マリーザ・モンチ の新作『ポルタス(PORTAS)』が2021年7月2日(金)に配信開始された。

マリーザ・モンチは、世界中で1,500万枚以上のアルバムを売り上げ、ラテン・グラミー賞を4回受賞したブラジルを代表する女性シンガー・ソングライター。2019年には12年ぶりの来日公演となった「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン」出演が話題になった。

▶︎【はじめてのマリーザ・モンチ】知っておきたい6つのポイント
▶︎モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2019 レポ

スタジオ録音のオリジナル・アルバムとしては『あなたが本当に知りたいこと(O Que Você Quer Saber De Verdade)』以来10年振りとなる本作は、SONY MUSIC移籍第一弾となる16曲で構成されたソロ・アルバム。本作に先駆け6月10日にはリード・シングル「カルマ (Calma)」が配信されていた。

アルナルド・アントゥニス、セウ・ジョルジ、ナンド・ヘイス、プレチーニョ・ダ・セヒーニャ、ダヂ、シルヴァ、ペドロ・ベイビーといった長年のパートナーに加えて、シコ・ブラウン(カルリーニョス・ブラウンの息子)、マルセロ・カメーロ、フロール(セウ・ジョルジの娘)フロルという新顔たちとのコラボレーションも実現し、ジャズとソウルを注入したコンテンポラリー・ブラジリアン・ポップの名盤といっていい内容に、早くもファンからの評判は上々だ。

新型コロナウィルスのパンデミックにより、レコーディング、ミキシング、マスタリングはリオデジャネイロ、リスボン、ロサンゼルス、ニューヨークでリモート録音とともに行われた。その経験についてマリーザはこう説明している。

それほど難なく、すべてがうまくいったわ。もし飛行機に乗って会いに行くことができていたらトライしなかったことけどね。でも対面でやることが不可能だったからこの手を取ったけど、本当にうまくいったから、今後も(リモートで取り組むことは)ずっとやめないと思うわ。

アルバムのビジュアル・コンセプトはアートワークも含め、ブラジル人画家マルセラ・カントゥアリアが手掛けた。

最終的には、それぞれの感性をアートという作品に込める2人の現代女性の視覚と聴覚による対話になった。彼女は自分の作品に私とこれらの曲をとても素晴らしい解釈で反映させてくれたと思う。すべてのトラックと私自身の表現に、私の想像以上に力を与えてくれたと思うわ。

【アルバム情報】
●タイトル:ポルタス(PORTAS)
●アーティスト:マリーザ・モンチ (MARISA MONTE)
●配信開始日:日本時間 2021年7月2日(金) AM9:00 (2021年7月1日(木)PM8:00 EST)
マリーザ・モンチ 新アルバムジャケット「ポルタス」
●収録曲
01. Portas ポルタス
02. Calma カルマ
03. Déjà Vu デジャ・ヴ
04. Quanto Tempo クアント・テンポ
05. Medo do Perigo メド・ド・ペリーゴ
06. A Língua dos Animais ア・リングア・ドス・アニマイス
07. Praia Vermelha プライア・ヴェルメーリャ
08. Totalmente Seu トタルメンチ・セウ
09. Em Qualquer Tom エン・クァルケル・トン
10. Espaçonaves イスパッソナヴェス
11. Fazendo Cena ファゼンド・セナ
12. Sal サウ
13. Vagalumes ヴァガルーミス
14. Elegante Amanhecer エレガンチ・アマニェセール
15. Você Não Liga ヴォセ・ナォン・リーガ
16. Pra Melhorar プラ・メリョラール