2016.06.15

伝統楽器を駆使してジャズに挑む イスラム音楽家たちの軌跡を映画化

パキスタンのバンド、サッチャル・ジャズ・アンサンブル(SJE)が超絶演奏で世界中を虜にするまでの紆余曲折を追ったドキュメンタリー映画「ソング・オブ・ラホール」。本作が8月13日より東京渋谷ユーロスペース他で全国順次公開される。

この映画の主役であるSJEは、シタール、サーランギ、サロード、タブラなどの民族楽器を取り入れた約60名によるオーケストラ。これまで30枚以上の多様なジャンルのアルバムを録音している兵だ。そんな彼らも過激なイスラーム原理主義の影響による音楽文化衰退の波をうけ、一時は音楽を離れざるをえない境地にたった。そこで再起をかけ、ジャズに挑戦し世界に打って出る。

彼らの名を広めたのはジャズのスタンダードナンバー「テイク・ファイヴ」のカバー。その演奏動画をYouTubeで公開し100万を超える再生回数を記録。彼らの活動と技術に注目した、アメリカのトランペット奏者、ウィントン・マルサリスの呼びかけにより、ニューヨークでジャズ・アット・リンカーン・センター・ジャズ・オーケストラ(JALC)との共演コンサートが実現。SJEとジャズの伝統的なビッグ・バンドであるJALCが、言葉やバックグラウンドの違いを乗り越えて、念入りにリハーサルを重ねながら、コンサートに挑むがその結末はいかに。

またSJEは映画公開に先駆けて、7月27日にアルバム『ソング・オブ・ラホール』もリリース。マルサリスに加え、ショーン・レノン、ビラル、セウ・ジョルジなど豪華ゲストが参加している。

■ソング・オブ・ラホール公式サイト
http://senlis.co.jp/song-of-lahore/