2020.01.01

2020年代を牽引する 新世代 “ジャズ系” アーティスト16組

いま、世界を席巻する“音楽ジャンルのクロスオーバー”の波は日本にも訪れている。ジャズやクラシックの作法を備え、高い演奏技術を身につけた新世代のミュージシャンたちが、ジャンルの境界線を越えた表現で頭角をあらわしている。そんな、2020年代に注目すべき16組のミュージシャンをピックアップ。

下記は50音順で掲載しています。

2020年代の音楽を占うプロジェクト

Answer to Remember(アンサー・トゥ・リメンバー)

このシーンの中心人物ともいえる石若駿が、バラエティに富んだ面々をフィーチャーしたプロジェクトの集大成。音楽がジャンルの壁を越えることを、あざやかに示してみせる。2020年代の音楽を占う重要なピースとなるだろう。

【公式サイト】https://www.sonymusic.co.jp/artist/AnswertoRemember/

現代版シティソウル

Emerald(エメラルド)

2011年結成。ジャズ、ネオソウル、AORなどのエッセンスが詰まった上質なポップスユニット。2019年11月には「Up To You」「Mirage」の2曲をデジタル・リリース。これまでにbonobos、bohemianvoodoo、ものんくるを招いた自主企画を成功させてきた。

【公式サイト】
https://emerald-info.tokyo/

King Gnuの写真

快進撃を続ける次代の旗手 

KingGnu(キング・ヌー)

現・邦楽シーンを席巻する4人組バンド。東京藝術大学の同門、常田大希(g/vo)と石若駿(ds)らがスタートした前身バンド「Srv.Vinci」を経て、2017年より現メンバーとKing Gnuに改名。2019年1月のメジャー・デビュー以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進。2019年の紅白歌合戦にも出場。

【公式サイト】
https://kinggnu.jp/

 

中毒性の高い劇薬ポップス

CRCK/LCKS(クラックラックス)

略称は「クラクラ」。サックス奏者の小西遼を中心に、石若駿、井上銘、小田朋美、越智俊介という若手オールスターで結成。一聴するとポップでも、聴き込むほどに、仕掛けられたギミックに圧倒される。「ポップス」というジャンルに対する、ジャズ側からのチャレンジともいえる意欲的な取り組みだ。

【公式サイト】
https://crcklcks.tumblr.com/

酒井尚子の写真

ジャズとR&Bが織りなすメロウネス

酒井尚子(さかいなおこ)

ジャズとR&Bが織りなすメロウネス。シンガー・ソングライターの酒井尚子。高校卒業後にニューヨークへ渡米し、名門ニュースクール大学などでジャズ・ボーカルを修学。2018年のデビュー作『THE LIGHT』にはNY時代の盟友・黒田卓也や石若駿が参加。

【公式サイト】
http://www.coreport.jp/catalog/local/rpol-10008.html

Stereo

井上銘が率いるジャズ/ロック・バンド

Stereo Champ(ステレオチャンプ)

ギタリストの井上銘を中心とした5人組ユニット。ロック、ポップス、ジャズを縦横無尽に繰り広げる。2018年にはアルバム『モノライト』をリリースした他、WONKのヴォーカリスト、Kento NAGATSUKA がゲストで参加した「Dan」のMVでも話題を呼んだ。

【公式サイト】
https://mayinoue.com/

TENDREの写真

鍵盤、サックス、ベース…。人気・知名度急騰のマルチプレイヤー

TENDRE(テンダー)

ジャズ・ベーシストの父とジャズ・シンガーの母を持つ河原太朗のソロプロジェクト。ベース、ギター、鍵盤、サックスなども自在に操るマルチプレイヤーとして活躍し、ワンマン公演はソールドアウト。フジロックや GREENROOM をはじめ、数々の国内主要フェスからも引く手数多の人気を獲得。

【公式サイト】
https://spaceshowermusic.com/artist/12446917/

中村佳穂の写真

ネクストブレイク必至のシンガーソングライター

中村佳穂(なかむらかほ)

京都出身・在住のシンガーソングライター。ソロ、デュオ、バンドなど様々な形態でのライブ活動を展開。1stアルバム『リピー塔がたつ』(2016年)は高評価を獲得し、同年フジロックへも出演。各音楽メディアをはじめ、岸田繁(くるり)やmabanuaなどからも絶賛されるネクストブレイク必至の注目株。

【公式サイト】
https://nakamurakaho.com/

狭間美帆

世界が認める才媛

挾間美帆(はざまみほ)

ニューヨークを拠点に世界中で活躍する作・編曲家、指揮者、ピアニスト。2016年には米ダウンビート誌の「ジャズの未来を担う25人」に選出。2018年にリリースした『ダンサー・イン・ノーホェア』は、2020年のグラミー賞“ラージアンサンブル部門”にノミネートされている。現代音楽とジャズを行き来しながら、緻密に絡まり合うオーケストレーションが聴きどころ。

【公式サイト】
http://www.jamrice.co.jp/miho/

R.グラスパーも絶賛する孤高の鍵盤奏者

BIGYUKI(ビッグユキ)

米国を拠点に活動する鍵盤奏者。名門バークリー音楽大学を卒業後はボストンの音楽シーンで研鑽。現在はニューヨークで活動中。ロバート・グラスパーやQティップなどの大物たちから称賛され、米シンガー、ビラルのバンド在籍時には参加作品がグラミー賞を受賞。米ジャズ専門誌『Jazz Times』の2016年人気投票では「鍵盤奏者部門」に入賞。

【公式サイト】
https://www.universal-music.co.jp/bigyuki/

現代版ジャズロックを標榜するピアノ・トリオ

fox capture plan(フォックス・キャプチャー・プラン)

“JABBERLOOP”の岸本亮、”Immigrant’s Bossa Band”のカワイヒデヒロ、”nhhmbase(ネハンベース)”の井上司という3人により2011年に結成。「現代版ジャズロック」をコンセプトとして活動を始めると、TV番組やCM、ゲームなどへの楽曲提供で人気に火がつき、幅広い層の人気を集めた。リズミカルで聴きやすいサウンドが特徴。

https://www.foxcaptureplan.com/

プリミティブな咆哮を聴かせるサックスの新星

松丸契(まつまるけい)

2019年の日本に突如あらわれた新星。バークリーから帰国後まもなく、石若駿、金澤英明らが共演をオファー。同年にリーダーユニット作「THINKKAISM」もリリースした。ポップな音楽とジャズを掛け合わせる才能が多い中、プリミティヴな方向へ押し戻す異才。2020年代の日本で彼がどのような評価を受けるか、注目したい。

https://www.keimatsumaru.com/

melrawの写真

エイリアンのマインドコントロールによって生まれた音楽

MELRAW(メルロウ)

唾奇、WONK、Charaといったミュージシャンのサポートで知られるサックス奏者、安藤康平によるプロジェクトは、「エイリアンのマインドコントロールによって生み出された」音楽というユニークなコンセプト。2019年12月には配信限定シングル「Kessel Run」をリリース。これまで以上にアグレッシブな楽曲に仕上がっている。

【公式サイト】
http://www.epistroph.tokyo/melraw


ものんくる

ジャンルを越境しはじめた先駆け的ユニット

ものんくる

吉田沙良(vo)と角田隆太(b/作詞/作曲)からなる2人組ユニット。現実と幻想を行き来する詞の世界が、吉田のテクニカルな歌唱によって過不足なく表現されていく。2011年に結成すると、ジャズとポップスを絶妙にブレンドした音楽性で一躍脚光を浴びた。2010年代を象徴するユニットのひとつと言えるだろう。

【公式サイト】
https://mononkul.tumblr.com/

Last Electro写真

Kan Sano + 3バンドの精鋭からなるリーダー不在のミュージシャン集団

Last Electro(ラスト・エレクトロ)

Kan Sano(key)、中村祐介(Blu-Swing/key)、澤村一平(SANABAGUN./ds)、内野隼(Mime/g)という複数バンドのメンバーが集結したリーダー不在のミュージシャン集団。新世代ジャズやネオ・ソウルなど、多様な音楽を吸収した和製フューチャー・ソウル・サウンドで人気を博す。1月15日には1stアルバム『closer』をリリース。

【公式サイト】
https://twitter.com/lastelectro

WONKの写真

ジャズ~ヒップホップ異色の個性が混じり合う4人組バンド

WONK(ウォンク)

ジャズ、ロック、ソウル、ヒップホップなど、異なる個性を持つ4人からなるバンド。初のフルアルバム『Sphere』(2016年)は「CDショップ大賞 ジャズ賞」を受賞。フジロックやサマソニなどの大型フェスをはじめ、「東京JAZZ」や「Blue Note JAZZ FESTIVAL」といったジャズフェスにも出演するボーダレスな活動を展開。

【公式サイト】
http://www.wonk.tokyo/