2018.08.17

アレサ・フランクリン逝去

米現地時間8月16日(木)、“ソウルの女王”アレサ・フランクリンがこの世を去った。76歳だった。死因はかねてより患っていた膵臓癌によるものだったという。

今月13日に各メディアで危篤状態であることが伝えられていたアレサ。最期は米デトロイトの自宅で家族や友人に見守られながら息を引き取ったという。

1942年、牧師の父とゴスペル歌手の母のもとに生まれたアレサは、米国メンフィスで生まれデトロイトで育った。幼少時から姉妹たちとともに教会で歌い、14歳のときに発表したアルバム『Song of Faith』でキャリアをスタート。

1960年にはコロンビア・レコードと契約し、ヒット曲「Rock-a-Bye Your Baby With a Dixie Melody」を制作。

1966年、アトランティック・レコードに移籍し、翌年ヒット曲「I Never Loved a Man (The Way I Loved You)」を発表(同名のアルバムもヒット)。

その後も60年代から70年代にかけて、 「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」「Chain of Fools」などヒット曲を量産し、オーティス・レディングのカバー「Respect」では全米1位を獲得。

67年から74年にかけては、8期連続でグラミー賞を受賞(生涯で18個のグラミー賞と特別功労賞生涯業績賞も受賞)。1979年、アリスタ・レコードに移籍後も、「Freeway of Love」や「I Knew You Were Waiting (For Me)」などのヒット曲を生み出し、87年には女性初の「ロックの殿堂」入りを果たした。

また、国民的歌手としてカーター/クリントン/オバマ元米国大統領の就任式で祝唱し、2005年には文民に贈られる米国最高位の勲章「大統領自由勲章」を受賞している。

報道によれば、アレサはスティーヴィー・ワンダーのプロデュースのもと最後のアルバムに取り組んでいたという。また、彼女の死を悼み、ポール・マッカートニー、キャロル・キング、クインシー・ジョーンズ、リアム・ギャラガー、ジャスティン・ティンバーレイクなど、ジャンルや世代を超えた数々の著名人が追悼の意を表している。

「長い間僕らをインスパイアしてくれたアレサ・フランクリンの美しい人生に感謝を捧げましょう。彼女の死は惜しまれますが、偉大なミュージシャンとして、また彼女の素晴らしい人間性は永遠に僕たちの中で生き続けるでしょう。愛を」(ポール・マッカートニー)

「ダイナ・ワシントンから『彼女こそ次の女王よ』と教えられたときアレサは12歳でした。その時から現在に到るまで、彼女は真の女王だけが持つプロフェッショナリズム、品位、優雅さ、人間性を持っていたました」(クインシー・ジョーンズ)

「何という人生、何という遺産!たくさんの愛、敬意、感謝を贈ります。どうか安らかに」(キャロル・キング)