投稿日 : 2020.10.13 更新日 : 2022.01.05

【MACOインタビュー】「会えないのはやっぱり寂しい」新世代ラブソングの歌い手が語るファンへの思い

文/森 朋之 撮影/藤川一輝、平野 明

ブレイクのきっかけは、テイラー・スウィフトの「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」の日本語カバー。初のオリジナル曲「LOVE」(2014年)のヒットをきっかけにして、MACOは新世代のラブソングの歌い手として圧倒的な支持を得ている。2020年は9月から4か月連続の配信リリース、オンライン・ライブも定期的に行なうなど、コロナ禍においても積極的な活動を続けている彼女に、ラブソングへのこだわり、ファンに対する強い思い、現在のモードなどについて語ってもらった。

1stシングル「LOVE」は大直球の恋愛ソング

──MACOさんの歌手としてのスタートは、マライア・キャリーなどの楽曲に日本語の歌詞を付けたカバーでした。音楽に興味を持ったきっかけも洋楽?

小学生のとき、マライア・キャリーやビヨンセ、ブリトニー・スピアーズが流行って、私も憧れていたんです。その後AIさん、aikoさんなど邦楽も好きになりました。

──洋楽の歌詞もチェックしていたんですか?

してました! CDを聴きながら「どんなこと歌ってるんだろう?」って、歌詞カードを見て。その頃から歌詞重視ですね。洋楽の日本語カバーをはじめたのは、日本人の私がマライアやビヨンセのマネをしてもしょうがないから。オリジナルの歌詞を付けてカバーするようになりました。


──2013年にはテイラー・スウィフトの「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」のカバーで注目を集めました。

テイラーはずっと大好きですね。恋人に影響を受けてスタイルが変わっていくのもいいなと思うし、歴代の彼氏のことを歌詞にしちゃうのも好きです(笑)。新しいアルバム(『フォークロア』)の「カーディガン」の歌詞もすごくいいんですよ。やっぱりテイラーは、人に見せたくないところまで歌うんだなって。そういうところは私もすごく影響を受けてます。

──MACOさんの最初のオリジナル曲「LOVE」は、リリースから4年経った現在も共感を集め続けています。

大直球の恋愛ソングですね。歌詞も歌唱も、あの頃の100%を込めた曲だし、いまでもライブで歌うたびに初心に戻ります。何回歌っても心を突き動かされるし、そのときの自分と重ね合わせられる魔法みたいな曲だなって。ステージで歌うと、ウッて泣きそうになっちゃうことがあって、そういうときはみんなに歌ってもらいます(笑)

──何度歌っても感動できるって素晴らしいですね。ライブに対する意識も変わっていない?

ぜんぜん変わらないです。相変わらず緊張するし、そのほぐし方も分からない(笑)。ファンのみんなが待ってると思うと、ドキドキしちゃうんですよね。お客さんとMACOがひとつになる瞬間が必ずあるんですよ、ライブって。それは私とお客さんにしかわからないことだし、ずっと大切にしたいですね。関係者のみなさんにも、ぜひお客さんと同じ場所で感じてほしいです(笑)


──9月にリリースされた「夏風邪」から、4ヶ月連続の配信リリースがスタートしました。「夏風邪」は8月のオンライン・ライブで披露された楽曲ですね。

そう、ちょうど夏の初めくらいに制作した曲です。疾走感のあるサウンドのなかで、憧れの人に対するいけない気持ち、切ない感情を演出したくて。よく「夏のせい」って言いますけど、夏が終わったときに「あの気持ちって何だったんだろう?」と思う感覚って、夏風邪みたいだなって。この後も毎月新しい曲を届けていくので、ぜひドキドキを感じてほしいです。


9月に発表された「夏風邪」。4ヶ月連続のリリースを掲げ、10月23日には「再恋愛」が配信される。

──この後の新曲もラブソングが中心ですか?

もちろんラブソングです! あと、自粛期間のとき、ファンのみんなに会えなかったのがすごく辛かったんですよ。オンライン・ライブをやったり、コミュニケーションを取れるコンテンツも増やしたけど、やっぱり寂しくて。この気持ちを曲にして残しておきたいなって思って書いた曲もあります。いまはMACOとみんなの充電期間。充電100%にして、ライブでまた会える日を楽しみにしてます!

取材・文/森 朋之
撮影/藤川一輝 平野 明

MACO
1991生まれ、北海道函館市出身のシンガー・ソングライター。2013年に、テイラー・スウィフトの「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」にオリジナルの日本語詞をつけた映像をYoutubeに上げたところたちまち大ヒット。2014年にはアリアナ・グランデの初来日公演でオープニングアクトを担当。同年にメジャー・デビューを果たし、第29回日本ゴールドディスク大賞の新人部門を受賞した。今年2月から放送されたTVドラマ「僕だけが17歳の世界で」には、新曲「桜の木の下」と、レミオロメンのカバー「3月9日」の2曲が挿入歌として起用されている。

ライブ配信イベント『MUSIC GATE』


2020年8月にスタートした、ライブ配信イベント「MUSIC GATE」。さまざまなジャンルの “注目ミュージシャン”たちがライブパフォーマンスを生配信(ライブ後1週間はアーカイブ動画の聴取も可能)。さらにアーティストのインタビュートークなども披露される。次回は10月の開催を予定。出演者などはオフィシャルサイトでチェック。

https://live-gate.jp/

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