投稿日 : 2020.12.28

真鍋大度(ライゾマティクス)が選ぶ2020年のベスト3枚

真鍋大度
アーティスト / インタラクションデザイナー / プログラマ / DJ
東京を拠点に活動するアーティスト、インタラクションデザイナー、プログラマ、DJ。
2006年Rhizomatiks 設立、2015年よりRhizomatiksの中でもR&D的要素の強いプロジェクトを行うRhizomatiks Researchを石橋素氏と共同主宰。
身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、デザイン、アート、エンターテイメントの領域で活動している。

Arca
『KiCk i』

このアルバムを作っている頃、かなり密に連絡を取って作品を一緒に作っていたので思い出深い一枚です。こんな実験的なアルバムがグラミーなどで評価されるなんて、世の中捨てたものではないですね。2019年の夏、Arcaに呼ばれてNew YorkのThe Shedで行われた彼女のライブにゲストとして出演したのですが、アルバムの「Time」という曲のMVは滞在制作時に撮影したものです。彼女の自由かつ暴力的な表現を感じることが出来ます。僕もステージ袖のオペ卓にいるので見切れてるかも(笑)


Machinedrum
『A View of U』

何か一緒にやろうぜ、ということでMachinedrumことTravisがマスタリング前に送ってくれて一足先に聞かせてもらいました。歌モノも多く、彼が持っているPopな部分が楽しめるアルバムです。大ネタ使いのHiphop、ドラムンベースなど、どれもメインストリームからは少し外れた彼らしい遊びと挑戦が散りばめられていてコアな音楽ファンも楽しめると思います。彼とのプロジェクトも近々発表出来ると思うのでお楽しみに。


MFR Souls
『Musical Kings』

ベースミュージックの新しいジャンルを追いかけるのも好きなのですが今年はなんと言ってもAmapiano。南アフリカの新しい音楽。BPMは遅めでメロウなエレピでパーカッションのタイミングにシンセやストリングスが入っている様な聞きやすくも少しだけ新しい音楽。外に遊びに行けない夏の時期に良く聴いていました。


-真鍋大度さんからのお知らせ-

【border 2021 公演決定】
ダンスカンパニー・ELEVENPLAYと演出振付家・MIKIKO、そしてRhizomatiksが2015年に発表したダンスインスタレーション作品『border』。COVID-19以降の鑑賞環境、オンライン / オフライン双方対応の表現モデルを新たに構築し、発展・アップデートさせ、2021年2月に公演決定。
https://border.dance/

【ライゾマティクス_マルティプレックス 開催】
東京都現代美術館にてライゾマティクスの設立15周年を契機とする本格的個展が開催。
会期:2021/3/20日(土・祝) ~ 6月20日(日)
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/rhizomatiks/