投稿日 : 2020.12.28

江﨑文武(WONKキーボーディスト)が選ぶ2020年のベスト3枚

江﨑文武
WONKキーボーディスト
1992年 福岡市生まれ。東京藝術大学音楽学部卒業、東京大学大学院修士課程修了。
WONK,millennium paradeでキーボードを務めるほか、King Gnu,Friday Night Plansなど様々なアーティスト作品のレコーディングやプロデュースを手がける。
映画やコマーシャルへの楽曲提供も多数。音楽レーベル”EPISTROPH”を主宰しデザインを監修するほか、芸術教育の領域でもその活動の幅を広げている。

Ólafur Arnalds
『some kind of peace』

アイスランド出身のピアニスト。近年飛ぶ鳥を落とす勢いでリスナーを増やしており、今やポストクラシカルを代表するアーティストではないでしょうか。内省的なピアノの音色を聴いていると、音楽がそっと寄り添ってきてくれているような気持ちになります。家で過ごす時間にぴったりな1枚です。


青葉市子
『アダンの風』

架空の映画のサウンドトラック、というテーマで制作された本作。Sweet William氏との作品も素晴らしかったのですが、本作ではまた違った彼女の魅力が引き出されています。風景が浮かぶような素敵な歌声とギターのしらべに、梅林さんの繊細なオーケストラアレンジ。「こんな音楽をしたい」とうならされた1枚です。


Stephan Moccio
『Tales Of Solace』

グラミー賞・アカデミー賞常連のヒットソングライターがリリースした、ピアノ軸のアンビエント感溢れる1枚。今年は家で過ごす時間がとにかく長かったので、こうした静かな作品にはとても心を救われました。

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