投稿日 : 2019.12.20 更新日 : 2020.03.24

【休日の過ごし方】冬の深夜、メロウな音楽と日本酒でハートを温める

取材・文/富山英三郎  撮影/高瀬竜弥

カーメンマクレエ『CAN'T HIDE LOVE』_雪の茅舎
【with music #9】─おいしいお酒と音楽と─

休日、ゆったりとした気分で音楽を楽しみたい。そこに合わせる素敵な一杯とは? そんな音楽とお酒のマリアージュを楽しむ連載。第9回目は、和モノ・ディスクガイドの名著『和モノ AtoZ』の監修・執筆でも知られるCHINTAMさんにセレクトしていただきました。取材場所は同氏が代表を務める、カレーランチも人気なレコードショップ兼レコードバーの『BLOW UP(ブロウアップ)』です。

カーメンマクレエ『CAN'T HIDE LOVE』_BLOW UPレコード

空間がしっとりとメロウになるアルバム

Carmen McRae
『CAN’T HIDE LOVE』

ホリデーシーズン、深夜にお酒を飲みながら、しっぽりとした雰囲気で聴きたいアルバムを選びました。カーメン・マクレエは、エラ・フィッツジェラルドやサラ・ヴォーンと並ぶ大御所ジャズヴォーカリストのひとり。後期の作品はソウルテイストが強まりますが、その移行期ともいえる1976年の作品です。ジャケットの写真も最高。

このアルバムは、柔らかでメロウな楽曲が多く、ファンキーさも感じられるのが魅力です。ラウンジでDJするときには、必ずレコードバッグに忍ばせる一枚。空間をスムーズに暖かく包み込んでくれるんです。 お気に入りは、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの名曲をカバーした「CAN’T HIDE LOVE」、そのほか「MUSIC」という楽曲も心地良くて好きです。

深みのある歌声で、しっとりとした雰囲気が生まれるので、恋人とゆっくり過ごしたいとき、ホームパーティの後片付けをしながらなど、どんなシーンでもフィットする万能なアルバムです。中古のアナログ盤なら、2000円前後で買えると思います。

齋弥酒造店 『雪の茅舎 山廃純米酒』_BLOW UPレコード

ふくよかでキレもいい、柔らかい日本酒

齋弥酒造店
『雪の茅舎 山廃純米酒』

メロウでグルーヴィーな名盤に合わせたいのは、どんな食事にも合う『雪の茅舎 山廃純米酒』。山田錦と、秋田酒こまちを使った秋田の地酒です。あたりは柔らかですが、ふくよかで、キレもいい。自分は冷やで飲むのが好きですが、ぬる燗にしても美味しいです。ちびちびやりながら、カーメン・マクレエを聴いているときは至福の時間です。

『BLOW UP』はレコードショップ兼バーですが、広いスペースがあるわけではないので日本酒は2種類。超辛口の一本とコレがあれば多くの人が満足してくれます。万能な日本酒なので家で飲むのにも最適。こちらも価格帯がリーズナブルなので気軽に試して欲しいです。

ホリデーシーズンをリラックスして過ごせる

マリアージュのポイントとしては、どちらもメロウでリラックスできるという点ですね。ホリーデーシーズンの深夜にのんびりと過ごす。そんな時間を素敵に演出してくれる、良い音楽とお酒だと思います。

DJ CHINTAM_北村圭士郎_BLOW UP
DJ チンタム | DJ CHINTAM
(BLOW UP / DAYJAM) DAYJAM CREW所属。
オール・ミックスのDJ / レコードバイヤーとして活動中。Soul View Records、Turtles Records、Spice Records、HMV record shopのバイヤーを経て、現在はBLOW UPを主宰。新旧問わず和モノを中心に良質な音源を紹介し、アナログ盤の再発・企画、Re-Edit Worksなどのディレクションなども行い、ファッションショー、ラジオなどの選曲、SHOPのBGM、執筆と多岐にわたる。また2015年4月にリットーミュージックより発刊されたJapanese Groove Disc Guide『和モノA to Z』の監修・執筆を担当。同書においては現在VICTOR、COLMBIA、SONY音源で連動シリーズを展開中。BLOW UP設立10周年の2018年7月に、RECORD SHOP & BARのBLOW UPを渋谷にオープンした。

・店舗名/ブロウアップ
・住所/東京都渋谷区道玄坂1-15-3 プリメーラ道玄坂106B
・営業時間/ランチ 12:00~14:30(月曜~金曜・売れ切れ次第終了)、バー 17:00~24:00、祝日 16:00~22:00(臨時休業、営業時間変更あり)
・定休日/日曜、祝日の月曜
・電話番号/03-6416-1455
・オフィシャルサイト/Facebook   Instagram