2019.09.06

ブラジル:リオ・モントルー・ジャズ・フェスティバル【世界のジャズフェス探訪】

ARBAN編集部

【世界のジャズフェス探訪】ブラジル

モントルー・ジャズ・フェスティバルのブラジル版が初開催!

2019年6月6~9日の4日間、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにて「リオ・モントルー・ジャズ・フェスティバル」が初開催された。これは、スイスのモントルーで1967年より開催されている「モントルー・ジャズ・フェスティバル」のブラジル版。ちなみに、ラテン・アメリカ地域で同フェスが開催されるのもまた史上初となる。

「1977年、本国モントルー・ジャズ・フェスティバルに頼まれ、私がブラジル音楽を紹介したのがきっかけです。以来、ブラジルでも開催したいと思うようになったんです。残念ながら、創始者クロード・ノブスさんは亡くなってしまいましたが、マチュー・ジャトンのサポートを得て実現する事が出来ました」と、主催者のマルコ・マッツォーラは語る。ちなみに彼は、1985年から続くビッグフェス「ロック・イン・リオ」を開催していることでも知られている。

オリンピックを機に生まれ変わった港湾エリア

メイン会場は、斬新なデザインの建築でも話題の博物館(ムゼウ・ド・アマニャン)や水族館(アクアリオ)のあるマウアー広場に隣接した、「ピア・マウアー」と呼ばれる多目的施設。この一帯はもともと倉庫街だったが、オリンピックを機に再開発された港湾エリア。

Até 2020!

O Rio de Janeiro merece um evento como o Rio Montreux Jazz Festival. E foi lindo! Que venha 2020! #RioMJF2019⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀MINISTÉRIO DA CIDADANIA, GOVERNO DO ESTADO DO RIO DE JANEIRO, SECRETARIA DE ESTADO DE CULTURA E ECONOMIA CRIATIVA E LEI ESTADUAL DE INCENTIVO À CULTURA, MASTERCARD E CLARO APRESENTAM:Rio Montreux Jazz FestivalLei de Incentivo à CulturaApresentação:Mastercard e Claro BrasilPatrocínio: Lei Estadual de Incentivo à Cultura, Governo do Estado do RJ – Secretaria de Estado de Cultura e Economia Criativa RJStella ArtoisApoio: Fairmont Rio de Janeiro CopacabanaParceiros de Mídia: Folha de S.Paulo, Futuro Midia Exterior, Rádio JBFM, Otima, O GloboRealização: Dream Factory , GAEL, MZA MusicMinistério da Cidadania, Pátria Amada Brasil / Governo Federal.

Rio Montreux Jazz Festivalさんの投稿 2019年6月9日日曜日

イパネマ海岸から車で30~40分の場所ではあるが、近年のリオは渋滞が名物となっているため1時間以上はかかる。なお、オリンピック前に開通したVLT(路面電車)でのアクセスも可能。

メイン会場は3つのステージ

会場内には、「ヴィラ・ロボス」(スタンディングで約3000人収容)と、「トム・ジョビン」(着席で約800人収容)というふたつの室内ステージ。さらに、美しい夕陽が拝める「アリ・バホーゾ」という野外ステージを加えた計3ステージが用意された。

リオ・モントルー・ジャズ・フェスティバル2019の会場図

フェスは夕方スタートで、チケットを持っている人は誰でもアクセスできる屋外の「アリ・バホーゾ」からスタート(18:30~)。「トム・ジョビン」ステージは1日2アーティスト(19:30~、22:00~)。「ヴィラ・ロボス」ステージは1日1アーティスト(23:00~)という構成。基本的に各ステージがかぶることはなく、すべての公演を見ることも可能となっていた。
※ 最終日となる日曜のみ、各々2時間繰り上げスタート。

レジェンド級プレーヤーが多数出演!

主な出演者は、早弾きを得意とするジャズ・フュージョンのギタリストで多くのプレイヤーに影響を与え続けているアル・ディ・メオラ。ハードロック界の偉人でありエキセントリックなギタープレイで魅了するスティーヴ・ヴァイ。ジャズ、ファンク、フュージョンを中心に、ウッドベースもエレキベースもこなす技巧派のスタンリー・クラーク。地元リオ・デ・ジャネイロ出身の天才作曲家でありヴォーカリストのイヴァン・リンスなど、レジェンドといえるミュージシャンが多数出演した。 また、ギタリストのヤマンドゥ・コスタは、音楽教育プログラムを受けたファベーラ(ブラジルのスラム街)の子どもたちをオーケストラとして従えるという演出も感動的だった。

Foi incrível viver esses quatro dias da nossa primeira edição carioca. O Rio Montreux Jazz Festival foi palco de momentos inesquecíveis por toda a cidade e já estamos ansiosos para o próximo. Obrigado, Rio de Janeiro, nos vemos em 2020! #RioMJF2019O Rio de Janeiro merece um evento como o Rio Montreux Jazz Festival. E foi lindo! Que venha 2020! #RioMJF2019⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀MINISTÉRIO DA CIDADANIA, GOVERNO DO ESTADO DO RIO DE JANEIRO, SECRETARIA DE ESTADO DE CULTURA E ECONOMIA CRIATIVA E LEI ESTADUAL DE INCENTIVO À CULTURA, MASTERCARD E CLARO APRESENTAM:Rio Montreux Jazz FestivalLei de Incentivo à CulturaApresentação: Mastercard e Claro BrasilPatrocínio: Lei Estadual de Incentivo à Cultura, Governo do Estado do RJ – Secretaria de Estado de Cultura e Economia Criativa RJStella ArtoisApoio: Fairmont Rio de Janeiro CopacabanaParceiros de Mídia: Folha de S.Paulo, Futuro Midia Exterior, Rádio JBFM, Otima, O GloboRealização: Dream Factory, GAEL, MZA MusicMinistério da Cidadania, Pátria Amada Brasil / Governo Federal.

Rio Montreux Jazz Festivalさんの投稿 2019年6月19日水曜日

「どのライブもすごくいい雰囲気でした。老若男女、あらゆるお客さんがみんなで歌って踊っている雰囲気は、ブラジルならでは。ここでしか見られない光景なんじゃないかな」とは、同フェスに足を運んだモントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパンのプロデューサーであり、弊誌編集長・原田の弁。

リオ・モントルー・ジャズ・フェスティバル2019の会場風景

 本国の「モントルー・ジャズ・フェスティバル」が大事にしてきた、来場者へのホスピタリティ/アートワーク/飲食の充実は、リオでも光っていたという。また、サウンドシステムが良く、コアな音楽好きも納得の空間であった。

市内の公園には2つの無料ステージを設置

メイン会場以外にも、リオ市内の公園2箇所に無料のステージを設置。街全体でお祭り気分を演出するなど、第一回目とは思えない充実の内容になっていた「リオ・モントルー・ジャズ・フェスティバル」。

リオ・モントルー・ジャズ・フェスティバル2019の公園の会場

コンセプトは、本物の音楽

主催者のマルコ・マッツォーラは、「リオ・モントルー・ジャズ・フェスティバルのコンセプトは、“本物の音楽”を紹介すること。音楽には人々の心を夢中にさせる事ができると私は信じています。また、ブラジルには今たくさんの素晴らしいミュージシャンがいます。彼らに多くの機会を与えていきたいですね」と語った。

来年はより充実した内容になることは確実の同フェス。海外フェスに興味のある人は、すぐにでも「リオ・モントルー・ジャズ・フェスティバル」を候補地に加えたほうがよさそうだ。